ツィマーマン(P)
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番
ラトル/BPO
(2003〜4, DG)
店頭で試聴したら、つい…。
久々のモンスターアルバム。内容も録音も素晴らしい。
契約上の礼儀として裏ジャケットに
“Sir Simon Rattle appears by kind permission of EMI Classics”
な〜んて書いてあるが、これは完全なEMIへの挑戦状(笑)。というか、相手にならない。
冒頭から、ベートーヴェンかと思う激しさ。
この曲のベートーヴェンに共通する部分を上手く生かしている。
ドイツのオケらしい、非常に正統派なブラームス。
ラトルのキレのある、重厚な音楽が素晴らしい。また、ツィマーマンも一歩も譲らない迫力。
以前ベートーヴェンの協奏曲を聴いた時には、どうしてもショパン弾きのイメージが払拭できなかったのだが、この演奏では表現は深みを増し、音色も更に豊かになっている。
そして圧倒的なダイナミズム。互いに刺激しあっているかのような第1楽章。
2楽章のピアノソロも個性的。
ロシア風だったり、ベートーヴェン風だったり、ショパンだったりと奏者によって演奏は様々だが、
ラトル/BPOが基本的なところを支えている為、ブラームス路線からは大きく外れない。2人の個性が合致して次につながる。
3楽章は最後まで緊張感が途切れない。
この演奏でのラトルの良さは音楽に上限がないところ。
ツィマーマンも見事にそれに応えていて、白熱した演奏を聴かせてくれる。
私は特にツィマーマンのファンではないし、この曲も積極的に聴くというわけではないけれど、それでもやはり一聴の価値はあると思う。
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ところで、上記の輸入盤の紙ジャケ、HM系と同じ、内ポケットにライナーが入っている形。とほほ。あんまり出し入れできないじゃないか…。
(2006/3/1)

